特集:映画「大河の一滴」の金沢ロケ地

金沢が舞台になった映画、ドラマには必ず兼六園など金沢の名所が出てきます。しかし、この映画は特にそんな名所は出てきません。ですから逆に普段着の金沢の雰囲気を感じ取ることができます。
 浅野川にしても普通なら梅の橋、主計町といったいかにも情緒のある観光地金沢と言った所が出てくるはずですが、ある意味地味な天神橋が中心です。
 ある人生の一こまを金沢の風土と供に素朴に語るにはこの方が良かったと思います。

 その2:お菓子とお茶


福梅(ふくうめ)
 ロケ地から脱線しますが、ここで映画の中に出てきたお菓子とお茶について書いておこうと思います。

 母麻梨江がお百度参りに行っていた犀川神社の前にある饅頭屋で買ったという饅頭が出てきました。
その饅頭、父伸一郎が手にとって口にしたのは明らかに「福梅」という金沢の銘菓でした。

 この福梅は金沢のお正月に欠かせないお菓子でホントは饅頭というより最中になります。形は藩主前田家の家紋の梅をかたどっています。
 ニコライが雪子の金沢の実家で飲んだお茶が「加賀棒茶」です。
金沢のほとんどの家庭で普段に飲むお茶です。
焙じ茶ですが、ちょっと普通と違うのは葉でなく茎の部分を焙じたお茶です。

 県外の方にも結構人気があり我が家で使う棒茶も某有名人御用達のお茶です。

加賀棒茶
 金沢の日常のおいて和菓子は欠かせないものになっています。冠婚葬祭事ある毎に饅頭を配り食べます。また、茶の湯の盛んな土地柄でもあり必然和菓子文化も育っています。
ですから金沢の町を歩けば和菓子屋が大変多く目に付くと思います。
この映画で饅頭が出てくるのも金沢ならではの日常の一こまと言えるかもしれません。

 さて、母麻梨江がお百度参りに行った犀川神社は実際に存在する名の神社ですが、前に饅頭屋はないのでこの犀川神社そのものを設定したものではないと思います。


次回はその3、ちょっと出た風景