雛祭り


最近は3月3日に行うところが増えていますが、金沢ではまだ旧暦である4月3日に飾る家が多いようです。我が家でも女の子はいませんが、この日まで飾ります。

上の写真が我が家の雛人形です。これは、祖母が嫁ぐときに実家より持ってきたものですが、祖母の父が以前、加賀藩前田家に奉公に行っていた際にお下がりでいただいたものらしいです。それで、祖母が嫁いできた後もこの日は実家より毎年お供えを持って来られたようです。

金沢の一般の家庭ではこの日に桃の花・菜の花を飾り、金花糖(正月編参照)・いり菓子を食べます。小豆飯・しじみ汁・干ハチメ・干ガレイを食べる家もあります。

金花糖や菱餅を初節句の祝いものとして嫁入り先へ届けるという習慣も残っています。

我が家では菱餅とお菓子とシジミ汁を供えます。

 

五色生菓子

この季節は、結婚式も多くなりますが、そこで数多い金沢ならではの婚礼の風習を一つを紹介します。

金沢は特に和菓子文化が盛んです。冠婚葬祭ことあるごとに饅頭が配られます。このころはまず頂き物の入学祝いの紅白饅頭を毎日欠かさないほど食べています。

五色生菓子

婚礼の道具運びの際に、嫁側から婚家に届けられる菓子を五色生菓子(あるいは五色饅頭)といいます。慶長5年に3代将軍家光の息女が前田利常公にお輿入れした折、作らせたのが始まりといわれています。

五種類の菓子は、それぞれ太陽、月、山、海、里を象徴しています。金沢の婚礼には欠かせられないものとして、今も親戚、近所に必ず配られます。

その五色生菓子を詰めた蒸籠(せいろ)が、婚家の家の前に積み上げられます。その蒸籠の数はの婚礼の規模、つきあいの広さのバロメーターになるようです。

 

春祭り

金沢市内の春祭りは、4月から5月にかけて行われます。これは秋祭りとまったくいっしょなので九月のページをご参照ください。

(2000年3,4月)