私の金沢百景

第2景 八坂下の小道(東兼六町)

 
 金沢は戦災や震災など大きな災害がなかったので江戸期からの街並みがそのまま残っている所が多く、細い路地が迷路のようにくねくねと張り巡らされた場所が沢山ある。
そんな場所では今も迷ってしまうこともしばしばだ。

 兼六園下近くのこのあたりもそんな場所だ。八坂下から永福寺前まで続いている路地でこの道沿いには曹洞宗のお寺が3つと浄土宗のお寺が1つが並んでいる。お寺の向かい側は住宅地となっており閑静な佇まいだ。

八坂下の小道

八坂
 
 この道は人通りが少ないが、朝だけは子供たちの通学路となり、友達とふざけ合いながら学校へ向かう子供たちの姿が見られる。
 
 八坂の下では夏休みの早朝近所の子供たちが集まりラジオ体操が行われる。

 また毎朝6時になると鐘を鳴らすお寺がありその音は兼六園内に鳴り響く。

 各お寺にはそれぞれお地蔵様が安置されており小将町中学校横の地蔵、兼六坂途中にある地蔵、路地沿いにある地蔵とこれらを含めるとこんなにお地蔵様が沢山ある地域も珍しいのではないだろうか。

鶴林寺

松山寺と八坂

雲龍寺
 静かな落ち着いた佇まい、歴史ある寺院群、石垣、お地蔵様とこれらが味のある道をつくりだしている。

 ウォーキングを始めた頃ここに迷い込んでしまったことで私にとって素晴らしい発見となったのはいうまでもない。

おわり

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